座り遊び

私は座っているだけでいくらでも遊べる。
座ってできる遊びが得意になったのは、両親のおかげだろう。
「勉強しないにしても、とにかく座っていろ」と父が言ったことを覚えている。彼はきっと、私に堪え性をつけようとしたのだろうが、結局、本性はそのままで、机の前に座ってする遊びのいろいろを知っただけだった。
最近はあまりしていないが、絵は描くし、小説、エッセイのようなもの、詩、短歌、インターネット、本を読み、空想に耽る。何時間でも座っていられる。
いいのか悪いのかよくわからないが、こういう奴なのだと知って、よくつきあわなくてはならない、などと思う。