デミニとの対話

タロットの師匠デミニとの対話
フォーカシングでやってみた。
タロット占いについて色々聞いてみた。
「」で囲まれた発言が、デミニによるもの。


師匠こんにちは。
「師匠言うな」
カッコつけるの面倒くさい。
「後でつければいい」
いろいろあって、困っているんですけど。
「わかってるよ」
「ずーっとこっちに呼んでいたのに、なかなか来ないんじゃん」
すいません。
なかなか、ハードルが高くて。
「わかってるよ」
「ハードル上げたの自分だってわかっておいてよ」
はい(汗)。

「私に質問するのは、カードを通してすることが、本来のやり方でしょ」
そうですね。
「つまり、こうして聞いていることは、ある意味、カードがそこになくてもカードを使って聞いているということになるのだよ」
どういうことですか。
「つまり、カードという媒体をつかって、私(デミニ)というものを召還しているという形だね」
「なぜ、「召還」という方法が必要かわかる?」
「召還」という儀式を使うことで、いつもなれ親しんだフェルトセンスへのアクセス方法を変えるということ?
「そう、つまり、今までの思考パターンでは見えないもの、そこにある「事実」へのアクセス方法を変えるわけだ。人間の場合は、どうしても同じ道をたどろうとするけれど、それが一番「君にとってのよき道」かどうかは、実は永遠にわからない」
永遠(笑)。
「笑うしかないよね。私がこうして君の「慣れ親しんだ道」からはずれたところを見せようとしても、まあ、グーグルマップを君に渡すことぐらいまでしかできないということだよ」
「結局、いろいろな経路があってこれが最短だよ、と見せたところで、君の恐怖心やうまくいった過去の経験なんかが影響して、君は今まで通りの道を選ぶことがもっとも多い」
じゃあ、師匠、デミニにアクセスしたところで未来を変えられないってことじゃないですか。
「いいか、わかっているだろうが、「未来は変えられない」んだよ。実は「今」も変えられない。人間にとって、大事なものは「自分で人生を作った」という実感だよ。一生は壮大な思い出づくりだと思った方がいい」
なんか、すごいことを言っているような気がしますが・・・(笑)。
「出会いや別れや、その他諸々、人生に起こるすべてのことはなにも変えられないんだ。無気力になったり、やる気になったり、停滞したり突き進んだりするだろう?そういったことのなにもかもが、すべて君を含む環境によって成り立っているというのはわかるよね」
まあ、はい。それで腐ったりもしましたが。
「人間は自由意志に魅力を感じるけれど、それのすべてが本当にいいことなのかはわかっていない。自由なんてないんだよ(笑)。そのように感じることはできるけれどね」
いってみれば、人は「自由を感じる」ことにモノスゴク尽力していると。
「だから君だって、人生から自由になる、みたいな本をたくさん読むじゃないか」
まあ、誰かのコントロールじゃなくて、自分のコントロール下にあると思った方が、やる気がでるというかなんというか・・・そういう癖なのでしょうが。
「君自身が勝手に動いている乗り物であるように、私自身も「勝手に動いている」んだよ。意志というものも「勝手に動いている」」
なんだかどんどん、当初の質問からずれているような・・・。
「ずれてはいない」
「つまり、自由を感じるように動く、ということが、この世界の意志なんだよ。RPGゲームをやったことがあるだろう?あそこにでてくる登場人物は君自身だ。どこにでも動き回れるようになっていうけれど、そのゲームははじめから「全て」決まっているじゃない」
まあ、なんかああいったゲームって疲れるんで好きじゃないんですけど。
「それは、君自身が憑衣系の性質が強いからだろうね。人生に深く入り込むと、全て実体験になるからね。君の場合の憑衣は、君の方が「憑く」のだから、ちょっと人とは違うね(笑)」
私って憑き物になりやすいってことですか(笑)。
「憑くというより、取り込む方かなあ。完璧に取り込むと、相手の人生が見えてしまうだろう?」
そういうこと、ありました・・・。
「そうだね。つまりタロットを使うことでなにをしているかというと、まあ、調整だよ」
調整
「そう。タロットを使うことにしていることと、それによって受けるものも、全部決まっていることなので、まあ説明も要らないのかもしれないけどね」
「君だって、「これは全部決まっていて起こることだ」ってよく忘れるじゃない」
忘れます(笑)。忘れているときは、苦しんでいるときなんですけど。
「まあ、その「忘れているとき」っていうのは、ある意味人生においては求めた体験をしている時なんだけどね。生まれてくるときに人生を決めているっていうでしょ」
話がどんどん、ずれているというか、これ読んでる人はわかるんですかねこの話。
「わからんでいい。というか、ここでこの話を読む人は、君の体験を理解している人という前提ね」
はあ。
「一般的な話をしようか。まあ、どこまでかっていうのはあるけど」
「さっきの、RPGとか「よき道」というのは結局、「体験のためのオプション」でしかないということだよ。もし、ほかの道を選んだとしても、同じ体験をするんだ」
怖い話ですね。
「人生の目的って、それだから。というか、そこで「怖い」と思うことが、君の人生なんだよ」
これ自体が人生。
「そうそう、人生って、もうそこで起こっているし、すぎているし、まだないようでもあるけれど、あるから」
人生はある。
「あるね。そして、「絶対に本当に俯瞰して事実を見ることはできないようになっている」んだよ。誰もがね、近視眼的なんだ。そのようになっているからなんだけど。デフォルトの設定でね」
「F1で、ピットに入ることって決まっているじゃない。その後も、走る距離とか決まっているでしょう。タロットがやっていることって、あの、ピットに入ることに近い」
調整することが決まっていると。
「そうそう。ついでにいうと、本当はクラッシュしてしまうとか、何位にゴールするとかも決まっているんだけど、そこはここ(地球上?)では見えないようにしてある。そういうことなんだよ」
目的地に行くための、マップを得るという?
「飛ぶね(笑)。マップはあるけど、マップを見るまではその目的地が載っていることしかマップを渡した人にも受け取った人にも、わからないだろう?目的地を含む周辺の情報を渡したというだけだから」
「けれども広げて(タロットを展開して)読み解いてみれば、そのマップには最短経路とか、ここになにがあるとか、目的地に行くにはどうしてもこの沼で胸までつからなきゃいけないとか、そういったことが書いてあるとわかる」
イヤだけど、わかっていれば進めることもある。
「そうそう。あと、(人生の)設計上、旅路で沼に遭遇したときの落胆とか、そういったものを体験する必要がないことになっていたら、マップを見ることで体験を調整できるじゃない」
ああ、だから「調整」なんだ。
「そうそう。調整。まあ、やり方はいろいろで、タロットを使う人もいれば、ほかの方法(誰かの忠告を聞くとか)を使う人もいる。君の場合は、タロットなんだね」
「「タロットはこう出たのに!」っていう葛藤も、計画上入っているのかもしれないけど」
イヤですねそれ。
「まあまあ、その感情も、人生だ(笑)。しかし、それがあるとわかった以上、君はこれからその苛立ちは減ってゆく道の上にいるということだよ」
「まあ、うまく使ってくれ」


ところで、タロットの結果って、変わるじゃないですか。
「何度も引いたときのこと?それとも、期間をおいて?」
両方ですけど。
「じゃあまず、何度も引いたときに結果が変わる理由ね」
「君、ものを教えたときに、相手に「わかりません」っていわれたらどうする」
もう一回教えます。
「そうだよね。でも、2回目は1回目とは多少違ったアプローチをしたりするでしょう」
そりゃ、さっきの説明じゃわからないっていわれているんですから・・・。
「そうだよね。で、何回も何回も、同じことを聞かれて、そのたびに君のために違う説明をしようとするわけだよ」
まあ、はい。
「といっても、カードがしているんじゃなくて、君の受け取る入り口を変えようとしているだけで、オカルティックなことは、なにも起こっていない」
う(笑)。
「何回もやっていくうちに、バカらしくなってくるかもしれないけどね。それでいいんだよ。結局、自分で決める、というのが目的だからね。どんなに神秘的な結果が出ても、自分で決めることだよ。世界の全ては、そのためのツールだからね」

じゃあ、期間を空けたときに、結果が変わることについては。
「そりゃ、君が変化したってことだよ!どんな結果でも、君が変わってなかったら、同じようにしか受け取れないからね。おめでとう、というべきじゃないかな」
「だからこそ、タロットはだいたい3ヶ月先ぐらいまでしか見られないんだ。精神の変化に追いつけないからね」
でも、ホロスコープスプレッド(12ヶ月をみる)とかもありますよね。
「まあ、そうだけど、判断はスプレッドをみたときにするものだからね。後で写真を撮ったものを見返したとしても、「見返したとき」に判断しているから、実は同じスプレッドじゃないんだ。意味が変わるという点でね」
「だから、他人のスプレッドもあなたのものとしてみることもできるし、逆もできる。だから、タロットは万人に使えるんだよ」
そうですか。
「いつも、「今の自分」がみて、「今の自分」が決めるんだってわかっているようにね。それが、タロットを展開する上での一番のポイントだよ」