自分を守った

星野源のライブの時、MCであだ名の話になった。
彼のあだ名は初めは何だったか忘れてしまったが
小学生でうんこもらして「うんこ」になり
最終的に「おじいちゃん」になったそうで。
「最終的におじいちゃんっていうのもあれですけど、
前がうんこだったのでおじいちゃんになった時はほんとにうれしかった」
と言っていた。
そりゃね、おじいちゃんの方が嬉しいだろうよ。
そんで、「いいあだ名あったら教えてください」と観客に振った。
初め手を挙げる人があまりいなくて
「急に曖昧なこと振られても困っちゃうよね」みたいなことを言う星野氏の声を聴きつつ
私は自分の中高時代のあだ名を思い出す。
そのときは「ビョーキ」という感じのあだ名だったのだが、
友人たちに繋がりを切られるのを恐れたりして
あと「やめてくれ」というのをちゃんと受け入れてもらえないまま
さらに強くお願いすることもできないままに、
大人になってしまい
去年あたりだったか、もうやめてもらおう、と思って近い友人にはお願いをした
ということがあった。
それでも私が「嫌だ」ということを冗談だと思っていた人もいたけど、
まあ、そう言う人はもうしょうがないから、離れる方向で。




今思い出すとあだ名は色々あって
「メガネ」「メガネザル」「メガネ虫」
眼鏡かけてるから・・・私の子ども時代はメガネの人が少なくてね、
しかし安直なあだ名だなwww
「おとうさん」「コンソメ」とか。
あと、学校の成績が悪くて母親に「○バ子(○は平仮名一文字)」っていわれたりとか。
本名が○が付く名前で、それにバカ子、という意味だったと。もちろんやめてもらいました・・・!
コンソメは、小学生の子ども預り所みたいなところで、全員に野菜のあだ名が強制的に付けられていて(途中から数が足りなくなって果物とか、色々な食材の名前になった)、なぜか私は第一期で野菜の名前なんて色々あったはずなのに、コンソメになったのだった。
そんなに、率先して前に出る子どもだったか?謎だ。
おとうさん、は確か他におかあさん、というあだ名の子がいてセットだったのではと思う。もう忘れた。


話は戻って、ライブ会場であだ名の話がぽちぽち出ながら
星野源の「うんこ」より私の「ビョーキ」の方が上だなぁ。
うまく話を構築すれば、面白い話にはなるだろうが・・・と思っていたが
まだ、笑い話に出来るほど消化しきれてないかもしれない
自分を笑えない、と思って黙っていた。
いいあだ名ねえ・・・コンソメはよくわからないけどいいあだ名かもしれない。
あの頃の私は集団になじめないタイプだった気がするけど(今も浮く方かも/汗)
なぜ、食べ物の味付けにかかわるあんなあだ名が採用されたのか、聞いてみたいものだわー。
子ども時代の超おどおどした顔の写真を今思い出して、そんなことを思う。


それにしても
あのMCの時間に、私は黙っていてよかったよ。
よわいじぶんは、よわいものとして自分にとって要るから居るのだし、
なにより自分で守ってやれてよかった。
いつかネタに出来る日も来るだろう。
まだ先のことだけど。