平安時代 佐知姫

最近、大学に新しい建物ができまして、新しい人がどんどんやってきまして、行きのバス(約50分)で座れない事態です。
なので、立って前世退行瞑想CD*1を聞く。
立っていると、あまり意識が飛ばないので、大体見るんだこれが。
 
大木の杉がたくさんある、森か林の中。
道が落ち葉とかで、ふかふかしている。
傍に、旅装束の着物の男性がいる。
何やら、言い争っているかのようだ。
私は桜色の振袖のようなものを着て、竹で編んだ傘をかぶっている。
時代を聞くと、平安時代後期ぐらいという。
サチ姫だという。サチかぁ、と思っていると、佐知という感じが浮かぶ。
「佐知姫、あなたが望まないのなら、これ以上は行けません」
と、その男性は言っている。
彼の名前はコウタだ。
昔から知っている。
私は、コウタと駆け落ちしたらしい。
コウタは私の家臣に当たる男性であったらしい。
私は、所謂いいとこのお嬢さん、と言った感じのようだ。
しかし、私は歩き疲れてしまって、もうこれ以上自分の足で歩きたくないという。
コウタの実家に隠れて二人で暮らそう、と話していたのだった。
けれど、私は歩くだけでもう嫌になってしまっていた。
まだ一日も歩いていない。
こんなところで嫌になるようだったら、とても暮らしてはいけない。
これ以上、どんな嫌なことがあるんだろう。
こんなことでは、私はやっていけない。
 
「佐知姫にお覚悟がないのでしたら、もう無理です」
とコウタは言った。
そりゃそうだ。
たぶん、私は好きな男と駆け落ち、という言葉に酔ったのだろう。
ただそれだけをしてみたかったのだ。
けれど、現実はそんなに甘いものではなかったようだった。
「覚悟!覚悟はありますよ」
と言って、怒っている。武士の娘ですもの!と言っている。
けれど、歩くのはもう嫌だった。
口ばっかりだ。
コウタは、私の状態にうんざりしているようだった。
 
佐知姫の子供の頃らしき景色に変わった。
綺麗な毬を渡されて、何かもてあそんでいる。
髪はおかっぱのような感じだ。
周りに、大人の女性が何人もいて、「佐知姫はほんとに賢くて、かわいらしくあそばされて」とか、何か色々褒められている。
自分もそれが当然であるかのようにふるまっている。
 
また場面が戻る。
結局、私が山賊のようなものにさらわれたので、コウタが助けた、ということにしよう、と私が言いだし、そういうことになった。
コウタはこのことで、少し名が上がり、位が良くなったようだが、私のことは相手にしなくなったらしい。
私自身は、どこか、いつも表面的なことしか起こらないことに、空しさのようなものを感じていたようだが、それが何なのか、その時は気づくことはなかった。
何かに心を動かされる、ということがなかったんだなぁ。
 
しかし、そりゃぁ、コウタも嫌になるよなぁ・・・。
私だって、こんな女、嫌だよ/汗。
こんな軟弱な佐知姫、この後の人生ちゃんと生きられたんだろうか〜。

*1:

ワイス博士の前世療法 (瞑想CDブック)

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