1783年キーラ・ローゼンバーグ

久々に前世を見たー。
フォーカシングをしていて、フェルトセンスに「あのCD*1聞こうよ!」と言われることが度々あり、聞いては、寝落ち、というのを繰り返しておりまして。
これはきっと、リラックスしろってことだろうな〜、寝落ちで正解!と思っていたのだが、見ました。
今回は、茶色い木の手鏡を誰かが持っていて(壁から手がにゅっと出ている(怖っ。でもいつものように鏡から手は出ていない))、その中に入っていった。
 
気がつくと、木の部屋。
裸足、白いワンピースだが、これは下着のようなものかもしれない。
名前は、というとキーラとかキーナとか。1783年という。イギリスあたりか。
もっと聞くと、キーラ・ローゼンバーグという。ローゼンバーグって、前も出てきたような。あっ、年代も殆ど同じじゃん。
茶色と金の間の髪の色、長くてウェーブがかっていて、白人のようだ。年は20代前半あたり。
呆然と自分が立っているその部屋の真ん中には、木製のベッドがあり、男が一人座っている。
膝の上に両肘を載せて、手の指を組んで、私を見上げるようにしていたが、立ち上がり、私の方へやってくる。
私を、部屋の端にある机の上に座らせて、キスをした。
ジョン、という名前が浮かぶ。そして、キーラの兄かもしれない、とふと浮かぶ。
 
場面が変わり、先程の部屋の中で四つん這いになっている。
恰好は同じワンピースで、気がふれたように叫んでいる。
動物のように、四つん這いのまま床を走っている。
悲しみと怒りで、心がいっぱいだ。
イヤ、という思いと、分からない、というような、混乱が心を支配している。
部屋のそばでは、顔を青くした母親らしき女性が立っている。
そうだ、私は、言葉をしゃべることができない。
相手の言っている意味はある程度分かるが、言葉を組み立てることができない。
伝えたいことがあるのに、分かってほしいのに、誰も私を分かってくれない!
私だけが、分かってもらえない!
その思いで、気が触れそうになっていた。
実際気が触れていたのかもしれない。
今の私は、こうしたことが言葉にできるが、キーラには、その手段がないという感覚がある。
言葉は入ってくるが、出ていくことがないのだ。何か違和感や悲しみがあっても、それが悲しみだというのを言葉として照らし合わせることができない。そのため、これが何なのか分からないが、何かが起こっていて、押しつぶされそうだ、というような、恐れが、恐れだという認識もできず、飲み込まれるような恐怖にさいなまれていた。
イヤ!という思いだけが、噴出するように内側からあふれ出ていた。
発達障害が結構あったのかもしれない。
苛立ちが、とにかく物凄かった。
 
ジョンにおんぶされて、森の中を進んでいる。
ジョンのことは、大好きみたいだった。
その背中が、私にとって、安心できる一番の場所のようだった。
暫くすると、小さな泉にやってきた。
ジョンは、泉の中をそのまま進んでいく。
どんどん深くなる。
彼は、私の足を離さない。
とうとう、私の体の全部が泉に沈む。
ジョンはそのまま泉の中に進んでいく。
私は苦しくなって、物凄く暴れた。自分の髪が、水面に向かって広がって行くのが見えた。
ジョンの髪を引っ張り、肩を強くたたき、肩を持ってゆすり、頭を持ってゆすり、そして後ろから首を、ギュッと締めた。
首を絞めたとき、ジョンの手が緩み、私は足を彼から引き抜くことができた。そして、彼の服の襟首をもって、岸に向かって滅茶苦茶に泳いだ。ジョンは抵抗しなかった。
岸にたどり着き、ジョンを引っ張り上げて、湿った落ち葉で埋め尽くされた土の上に仰向けに寝かせた。
顔を覗き込むと、目を開けて、上をぼんやりと見ていた。
気がついたように、突然咳き込み、下を向いた。
咳き込みながら、泣いているようだった。
そのまま私に左手を伸ばして、私の右手をつかんだ。
ジョンが生きていて良かったという思いと、薄ら怖い感じが、風が吹き抜けるように体の中を通って行った。
帰りは、手を引いてもらって、歩いた。
 
「だって、私達もいずれいなくなってしまうのよ?」
と、母親が言っている。ジョンと話しているようだ。
母は私をチラ見しながら、ジョンと話している。
私の嫁入りの話をしているようだった。
 
バイオリンを弾いている人が、目の前に居る。
和音を鳴らしてから、短音にスラーで移動する、というのをやってみせる。
はい、と渡されて、ギギギ、という感じから和音を鳴らす。
「もっと力を抜いて」と言いながら、私の肩を軽くたたく。
割と若い、30代くらいの男性だ。
バイオリンを習っているのかもしれない。
物凄くにこにこして、教えてくれる。 
 
バイオリンがもっと弾けるようになっている。
猛烈な勢いで弾いている。
感情の表現方法を手に入れた、という感じがあり、楽しいとか言う前に、やらずにはいられない。
やった、助かった!これで伝えられる、という思いと、感情までしか伝えられないという違う苛立ちが現れている。
人前で弾くようにもなっているようだった。
しかし、気まぐれで、気が乗らない時は大変だったようだ。
感情を表現する手段として、どこにでもバイオリンを持っていくようになったらしい。
 
もっと、年を取っていった時はどうなったのだろう、と思うと、場面が変わり、私が床で倒れている。
左首筋に、水平に切れ目が入っている。
血が蛇口を開けたかのような勢いで流れ出ている。温かいものが、髪を濡らしていくのが分かる。
ジョンが、狼狽して私を覗き込んでいる。顔は青く、涙が出そうになっている。視界の左端に、髪の白い女性がいるのが分かる。
ジョンが右手で私の傷口を抑えようとして、抑えられなくて、医者か何かを呼ぼうとしているのか、立ち上がろうとしている。
私は、彼の長袖の裾をつかんで、首を振る。
行かないで欲しかった。ここにいて欲しい。
意識が朦朧とする。
視界が、白濁していく。
 
 
うーん、何で首に傷が入ったのか分からないなぁ。
たぶん、これで死んでしまったのだと思うけど・・・。
それにしても、言葉を使うことができるというのはどれだけありがたいことか!と思いましたよ。
というより、何の言葉も伝わらない恐ろしさを感じました・・・。「あー」とか「うー」とかしか言えないんだもんよ。
表現できないもどかしさが、物凄い苛々して、相当苦しかったです。
しかし、苗字被るとかなんでしょうね。
時代が被るのはよくあるけど。
ローゼンバーグって日本で言うと鈴木さんみたいな苗字なのか?
それとも親戚?
うーん、ま、いいか。
 

*1:

ワイス博士の前世療法 (瞑想CDブック)

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