1925年褐色の肌

 
いやー、思わぬところでレイキの効果を実感しました。
最近、前世まで辿り着かずに沈没(眠る)だったので、
レイキで「眠らずに前世を観ます」とやったら、
あっさり行けた。
 
裸足だった。
足の色が・・・?
と思い、腕を見た。褐色だ!
初めて、黒人だった前世に辿り着いたな、と思った。
麻か綿の、ずぼっと被るタイプのワンピースだった。
周辺は赤い土。
木があまりない。
私は痩せていた。
少し、栄養失調気味なのかもしれない。
 
男性が現れた。
彼も黒人だ。
私よりも背が高い。
自分の体のパーツから見ても、かなり長身であると思われるので
彼は2mぐらいあったのかもしれない。
穏やかに微笑んでいる。
「お前以外の女を、妻に取ることは考えられない」
と言い、私を抱きしめた。
街へ出て、村から逃げたようだ。
 
私は特に、どうでも良かったようだ。
というか、ちょっと脳障害があったのか、あまり深く考えられなかったのかもしれない。
目の前にいる人が(それが誰でも)嬉しそうなら良いや、という感じだった。
きっとその男の人のことも、特別に愛していたわけではないみたいだった。
 
愛情に関しては、愛している人がいないのではなくて、
全部、同じように愛していて
全部、同じように執着していなかったようだ。
その男の人も、他の人も同じということだ。
彼が「一緒にいてほしい」という感じだったから、
手を離さなかったから、一緒にいた。
嬉しそうにして欲しかったから、喜ばせたかった、それだけだ。
新しい服を着たら、彼の前で一回転すると、彼は嬉しそうだった。
私もそれで、嬉しかった。
 
きっと私がいた村は、一夫多妻だったのだろう。
だから、村を離れたのだろう。
 
街に出ると、しばらくして男は死んだようだ。
病気になったか何かで。
深く悲しんだ覚えもない。
街の道が、故郷よりも赤くなく
黄土色の土で砂埃が待っていたのを覚えている。
私たちに、子供がいたかどうかは分からない。
市場で売り子か何かをして生活していた様子だった。
深く悲しんだり、苦しんだという覚えがない。
 
青い軽トラみたいなものが、街の道路にいた。
その車の色を良く覚えている。