HSPという人たち

 
HSP*1という種類に入る人たちがいるのを知っていますか?
 

ささいなことにもすぐに「動揺」してしまうあなたへ。

ささいなことにもすぐに「動揺」してしまうあなたへ。

繊細さや大胆さは、教育によるものだけではないという本です。
人間にはいろいろな資質があり、それによってみな、いろいろな恩恵があります。
良い、悪い、という二極には決して分けられないのです。
ただ世の中には
「その能力を生かせる場所、生かせない場所」
があるというだけ。
 
職場のエアコンの音が煩過ぎてイライラし、
感情が高ぶりすぎて涙が出てくる
というのは必ずしもウツ状態になっているからではなく、
そういった個性の持ち主である可能性があります。
 
大胆で、細かいものは気にならない
という資質は、今の社会では当然そうあるべきで
長所であると見られています。
彼らは物事を推し進める力に長けており、
新しいことに躊躇せずに飛び込んでいくことができます。
 
けれど、そういった人たちだけの社会になったら、
いったい誰が物事の変化の始まりに気が付くのでしょうか。
大きな成功も、大きな事故も、
小さなところから始まっていて、兆候を見せていることが殆どです。
 
大胆な人も必要です。
繊細な人も必要です。
そして、そのどちらも「生まれつきの資質」である可能性があります。
 
興味があったら、上記の本ご一読されると面白いかもしれませんヨ。

*1:HSP=Highly Sensitive Person