白い連れ

最近、スピリチュアルな話をすることに抵抗が出てきた。
様々な体験をした、トータルでの私
というものが、今の場所ではやんわりと否定されているように感じて居るからだろうと思う。

でも、
先週の食あたりの時はレイキ使ったし、第一おかしな胃の痛みなどの症状や寒気に
「食あたり」
「病院(行け)。楽になる」
という頭の中に湧いた声は、当たっていた。

多分、東京、強いては今居る関東は
私にとっては安全ではない場所なのだろう。

あまりにも辛い思い出が多過ぎる。
私自身でいることを、何度も何度も否定され
「私自身ではない何か」であることを強要され
そこに屈するしかなかった私ばかりがいたから。

悲しみでいっぱいのかつての自分の手を取り、進んで行くには存在としての私をぼんやりと認め、愛してくれるものが必要だ。
それは、私自身を含めて。

フォーカシングをする。
長い髪も真っ白な背の高い男性が、暗い影を纏った子どもと手をつなぎ、穏やかにこちらに微笑んでいる。
あれは、過去の私と、レキエルだ。
私の両肩にそっと手を載せる感触に振り返ると、もう一人、つまりは今のレキエルがいて、私に微笑む。
肩からすべらせるように手を下ろし、私と手をつなぐ。
ああ、こうしていつか、今の私を穏やかに過去として見る日も来るだろう。
あの子どものかなしみを、私はよく知っている。
ほかに、どうすることもできなかったあの頃を、よく知っている。
よくしっているんだ。

過去のレキエルと目が合う。
その目が、だいじょうぶ、と言っているように見えた。