フェルトセンスの勝利


体は何でも知っている!
ではないですけど・・・。
一昨日、大きな道の別れるところで
右に行くか、左に行くか、大変迷ってしまい、
完全に立ちすくんでしまった。


フェルトセンスに聞けば
右に行けという。
右に行けとしかいわない。
右行くことは、私がずっと連れてきたものの手を離すことを意味していた。
このなじみのある、やわらかな手を離す。
それに、愛着を感じていさえいたことを、私はずっと自らに隠していた。
恐ろしい、
恐ろしいことが起こるかもしれない。
「これ」の手を離したら。


しかし、フェルトセンスは右としか言わない。
そして、私は右の道を選んだ。
選んだことで、私はずっと何と手をつないでいたのか気づいた。
それの名は、恐怖だ。





先日の半纏炎上事件の時の再現イラスト。
死ぬかと思った。