オリュレイア

怒ってばっかりいて、すっかり疲れた。
というわけで、あれな内容です。
何でオリュレイアなのかに到達するまで、とても、遠い/笑。

前置き、怒りの扉

何に怒っていたかというと
「あなたの感性は意味(価値)がない」と言われたからだった。
カー、まじ腹立つ、でしたよ。
その、言った人がまたあれで、まあ今はもう彼方ですが。
「こんなこと言ったらあなたみたいな人はムカツクだろうけど*1
「あなたを嫌いで言っているわけじゃない」
ということを何度も何度も言いながら、ものすごい批判をされてですね。
ていうか、例え私がどんなことを感じようとも、それは私の中にしか存在しえない感性なわけで、誰かと比較するとかそういうことをしようとすること自体が愚かだろうが!
それって、私を批判することによって自らも相対価値でしか価値がつかないと言っているようなものですよ、何やってんですか。
と今の私は思うわけですが。
くそう。
王様の耳はロバの耳ーーー!!


私はいつもの通り、後になって何が起こったか気付くほうなもので(笑)
その人と対峙しているときは、とくに腹立てたりしたことは表現していなかったと思う。
てゆーか、泣いちゃったんだよねー。
何で泣いたかっていうと、
いろいろ言われて腹を立てたというよりも、
言われるうちに激しくモヤモヤモヤモヤモヤモヤしたものが心に発生して、
フォーカシングをしながら話を聞いていった結果、
結局は、やっぱり自分は恐れがあって、今の状態を選んだのだなと。
そして、恐れる必要なんてまるでなかったのだなと気がついて、泣いたのだった。
だから、相手はあんまり関係ないっつーか/汗。
相手の人は、無意識でものすごくアカデミックとかインテリにコンプレックスがある人で、しかしというかそれ故に、その世界の価値にものすごく、弱い。
「偉い人が偉いっていったらえらいんだ!」っていう。
「そりゃ、えらいわ」って方言交えて返事したくなるところですが。
その人が、なんでそんなに私を否定するのだろう、
何でこんなに暴言吐くんだ?
と思いながら聞いていた。
そしたら、
「ああ、この人、私の『感想』で自分の価値が揺らいだのか」と。
自分の恐れに出会って、非常に慌てたのかと。
何でこんなことになっているのかなと思い、
よく、人は鏡って言うよな、と思い。
(この思考の間、一方的な暴言をずっと聞いていますwww)
私がこれだけ恐れているものって何だろう、と思った時、
パカッ
となんかの扉が開いたような感じになって、
目から滝/笑。


私自身も、アカデミックな世界に憧れと恐れを抱いていて、
その憧れと恐れのかなりの割合が、周りから学習したものだったと。
ああ、価値を決めていたのは私なのだ、と確信した。
前から何度も何度も、気づいては剥がしていたものだったけど、
まだまだあって、そして、恐れることは何もない、世界は安全だと、
「私の世界」は何があっても安全でしかないのだ、と気づいた。
脅かすのも、自由であれというのも、自分なのだと。


一方で、そのアカデミックな世界に対する非常に強い、楽しさと喜びを最近、別のところでふっと思いだしていた。
学部の4年生だか、修士1年の時、もう自分のやっていることが面白くて面白くて、
こんなに面白くてキラキラした世界があったのか!!と。
会う人ごとに研究の話をして、四六時中研究の本を読んだりしていた。
バイトで入ったお店に入っていた商品が、全部研究関連に見えた。*2
親と行った温泉宿に置いてあったダルマに、研究の本を読み聞かせをしている写真を撮ったのを思い出した(その私の顔がまた、ものすごい幸せそうだった。落語の本か?というぐらい/笑)。


こうして冷静(?)になってから書くと、清濁が完全にまじりあった状態だなぁ。
まあ、どちらかに偏っていないのだから、見様によっては私は自分に対して非常に正直ものであるようになったのだろうな。


そんで、私に罵詈雑言だった人が「泣かしちゃった」みたいなことをおっしゃいまして
そのあと今度は、ものすごい私のことを持ち上げ始めたんだよなー。
たまたま途中から現れた人も、そのヒドイ人(笑)のことを何となく正当化する発言をし。
それを聞きながら「まるで宗教勧誘の手口だ・・・」と思ってぼんやり笑っていたわけだが。
ここで、「自分が目覚めるきっかけを作ってくれたこの方すばらしい!」となると宗教ですね。
宗教団体じゃなくても、機能としてはそうだと思う。
仏教にある「ブッダに会ったらブッダを殺せ」ってこのことだよな、たぶん。
それぞれの人の外に真理があると語るものがいたら、それは嘘だもの。
それぞれの人の中にある神聖さに泥を塗る行為だから。
まあ、私が泣くというカタルシスを迎えたのはその人だけの力だ、とたぶんその人は思ったわけで、非常に嬉しそうでした。
そして上記私のコメントがひどい/笑。
まあ、切っ掛けにはなったから、その人のおかげもあるだろうな。
実際の治療の場では絶対にしない荒療治でしたが。


オリュレイア

と、いうようなことがありまして。
まあ、今は憑き物が落ちたので(笑)、こうして冷静に書いておりますが
とはいいつつ、なかなか毒舌ですいませんて感じだけども。
三日ぐらいはものすごい怒りがおさまらなくて、
起きて暇な時は四六時中考えていて(現実が忙しいことが癒しになるくらい/笑)、
自分に「恋人かっ」と突っ込み入れるくらいだった/爆。
こういうときはともかくフォーカシング。


白い短髪の人が出てきて、それが私。
空中に浮かんでいる。
なんか、懐古趣味の未来人みたいな恰好。
スターウォーズとかに出てきそうな感じ。
すごく細い体、女性、青っぽい銀色の服を着ている。
人間じゃないのかもしれない、というぐらい細い体で、白目のない群青の目。
目の前に、ラファエル?か何かのイメージの人がいて、私の胸から剣を引っ張り出す。
その剣は西洋の両刃みたいな感じで、黒くて光沢があり幅が10cmぐらい、長さ1mぐらい。
「ものすごく怒っているんですね」と、穏やかに話しかけられる。
私は、首を鳥がするようにクイッとかしげる。
またもう一本、剣を引っ張り出す。
今度は焼いている鉄のようで、赤黒く、表面が沸騰しているようだ。大きさは前と同じ。
その細い人は、人間がするような感情表現というものをしない生き物のようだ。
名前は?と聞くと「トゥレイア」というような感じに聞こえる。
トゥレイア?と聞くと、リュレィア、というような感じに言いなおされる。
リュレィア?ときくとアウレイアというように言いなおされる。
「お前には、発音できない」と細い人に言われ、オリュレイア、とまた言われる。
オリュレイア、というと、「オリュレイア、まあいい」と妥協される。
なんだこのフェルトセンスはwww
オリュレイアが、両手を広げる。
すると、その両手の広げる速度に合わせて、20cmぐらいの短剣がズラッと空中に現れる。
みると、指が7本ある。掌の両側に親指がついていて、他の指が5本ある感じ。
人間じゃねぇ/笑。
たくさん現れた短剣は、ふと、向こう側にいる人に向かおうとするが
くるりとこちらに方向を変える。
方向を変えるとともに、全身の周りに多量の短剣が現れる。
その切っ先のすべてが私のほうを向いている。
前にいるラファエルは、ただ見守っている。
私はその短剣のすべてを空中を滑らせて自分へ向かわせる。
けれど、皮膚ギリギリのところで止めた。
「しかし、私はもう自分を刺したりはしない」
と、オリュレイアが言った。
「例えすべての武器を以てしか、私自身を表現できなくても」


うーん。
オリュレイアかぁ。
宇宙人か?肌も白かったなぁ。
宇宙人ねぇ・・・最近SF観てないなぁ。
しかし、表情がない人って、怖いっす/笑。


しかし、冷静に自らを観ることができれば、どんなことも扉になるものだなぁ、と思いましたよ。
このプロセスは、自分でしか進められないものだし、これが自分が自分である面白みでもあるなという気もする。
ちょっと大変だけど/笑。

*1:笑。ムカツクというほど浅くなかったっす。腹の底から腹を立てますた。ムカツクぐらいならフォーカシングで一蹴です。

*2:ちなみにサンドイッチ工場でした。