言葉が行き違っても、思いは

この前、あんまりにもつかれて、
困ったいつもの願いが出てきて
しかしなぁ、と思いながら、いつもの喫茶店に行った。


マスターと色々話した。
人生観とか、そういう話。
私は、結局ものとしての人と月は等価なのだとか
というかそれ以前に価値というのは概念なんだとか
人が物理的に死んでも、宇宙が閉じていて質量エネルギーが保存されるなら
ある意味では死んでいないんじゃないかとか。
そんな話。
しかし、私の言っている意味は微妙に誤解されていて
おお、話が繋がっていない!と思ったのだが
マスターはおそらく、話の中に分散して存在する私の希死念慮を読み取った。
「いろいろあっても、生きて行かなきゃならないし」
マスターはそんな話をし、
南直哉の本を貸してくれた。
「難しい本だけど、寝る前にちょっとずつ読んだりするといい本だから」という。
本を受け取って、話を続けながら気が付いた。




生きて欲しい、と言われたのだ。