potential

無反応についての文章を読んでいたら、
じゃあ、反応が起こるのって
差異があってこそか。




それって当たり前だ。
当たり前だが、忘れていた。
potentialって、差異のことか。
英語の意味は、「位置」だけど、どこかに原点がないと「位置」は存在しないもんな。
平べったい、何一つ差異のない世界だったら、何も起きない。


私はジェットコースターに乗りたがる子供みたいなもんか。
怖がるくせに、乗りたがる。
どこに自分がいるのか知りたいのか。
でももともとは、世界は完全に平衡で、今また、その平衡へ向かっているんだと思う。
ていうか全体で見ればすでに平衡なんだと思いますが。





子どものころ、平衡という概念を知って、
あー、宇宙は平衡になりたいんだー
と思ったのを思い出した。
差のない世界は差のある世界になってみたくて、なってみたら、今度はまた差のない世界になろうとしている。
生クリームが入った瓶を振り続けるとバターと液体になるけど、もっともっと振ったらどんなものになるのだろう。
生クリームみたいなものになるのかな。
でもたぶん、初めの生クリームとは違うものになるんじゃないか。