痛みの記憶

休暇 [DVD]

休暇 [DVD]

休暇を見た。
西島秀俊、やっぱりすごいなーと思った。
陸田真志も、このようにして亡くなったのだろうかと思った。
人の死というのは、どんなものでも痛みを伴う。
優しさというのは、どこにでも持ちこめる。
深い慈愛を、どこにでも持ちこみたい。




マーゴット・ウェディング [DVD]

マーゴット・ウェディング [DVD]

マーゴット・ウェディングをみた。
原題は、Margot at the Wedding。意味違ってるし/笑。
これを見て、マーゴット、すごい怖いと思った。
マーゴットは物凄く、自分は正しいと思っている人で、
正しくないと思う人をどんどん糾弾して行って
そのせいで周りはどんどんおかしくなって行ってしまう。
マーゴット自身も、相当変なところがあり、自己矛盾で自己嫌悪になってぐちゃぐちゃだ。


なんか、痛々しいというか。
痛々しいという前に、少し前の私自身がそうであり、私の周りにもそういう人がたくさんいたことを思い出した。
マーゴットが自分であり、自分を映した周りの人たちでもあった。
今の私からすると、一番関わりたくない自分自身の部分であったことに気がついた。
自分の正義を振り回すこと、
自分自身の矛盾を赦さないこと、他人の矛盾を赦さないこと、
物凄く、女であることを、その部分を受け入れきれていないこと
物凄く周りや自分に怒りを持っているのに、すべて赦しているようにふるまうこと。
そうしたすべての性質を持つ自分を、許せないこと。
愛情深い部分があることに、理解を示せないこと。
そうした欠点だらけの自分であっても、そのままに愛してくれている人がいることが、信じられないこと。
人が、欠点があっても愛されるというのが、信じられないこと。
過ちが許されることを、受け入れられないこと。


怖ろしいなぁ。
フォーカシングをしたら、物凄い濃い甘い匂いを放つ真っ黒い塊が出てきた。
鯨から取れると言われる、乳香を思い出した。
そして、物凄くいらいらしながら、たばこをガンガンふかしているマーゴット。
これが隠してきた自分の部分の一つなんだろうなぁ。


自分が正しいと思いこんでいなければ生きてゆけない弱さやもろさも、受け入れられるようになれたらいいなぁ。




今日、またフォーカシングしたら、黒い塊が中が
半透明のぶるぶるしたやつで覆われた緑色の水羊羹水まんじゅうみたいになっていた。
なので、黒文字の楊枝で半分に切って、食べちゃった。
マーゴットはまだ、私の中でいらいらしながら、うろうろしている。