2363年 レディス

めっちゃーひさしぶりじゃないですか?
ipodをランダム再生にしていて
昨日の夜、うっかり間違えてipodの音楽で目ざましにするようにしていて
朝、勝手に色々な音楽が再生され、1時間ぐらいで勝手に止まり、
それを掴んで大学行きのバスの中で再生したら
丁度前世退行瞑想が始まったのでした。
これはやれってことやろう。


前世退行瞑想に入る前段階として
安全な庭園みたいなところにまず行くのだが
そこを海が見えるところにイメージの中で勝手に移動。
なんか、森とかの中だとどうしても虫がわく(そして蚊に刺される)
というイメージが付いて回るんだよな。
そして、ベンチにゴロンとしていると、白い人が出てきて
「いつの時代がいいですか?いつでもいいですよ」という。
じゃー、今抱えている恐れとかを解消したいんで、そういう感じで、と注文。
ぼんやりしながら、まず幼少時代に記憶を辿って行く。
中学校の頃、購買でラスクを買って食べるのが好きだった。
中学で校舎が改築されたのだが、
改築される前の石でできた冷たい手すりを触ること、
増築を重ねたせいか、迷路のように入り組んだ校舎の中を歩き回ること、
バレーボールのトスを物凄く高く上げたり、レシーブを打ちこむことが好きだった。
小学校の時、タイヤでできた野外の跳び箱みたいなのの設置を、楽しみに待っていた。
人のほとんどいない図書室で、本の匂いを嗅ぎながら、ボーっとする、
校庭の砂で砂山を作って、高くして遊ぶ、
小遣いで新しい文房具を集めることが好きだった。
なんだかいいことばかり、思い出すなぁ。
「過去にあったすべてが、よくなかったと思うことで過去を責める権利を手に入れられると思っていた」
私は悪くないんだ、と言いたかった。


沢山の鏡が並んでいるところに場面は移る。
それぞれの中に前世がある。
金髪ベリーショート、コーカソイドの女性が映っている。
緑色っぽい瞳をしているなと思うと、その中に入って行った。
足元を見ると、裸足で、右足の人差し指に指輪をしている。
白っぽいパールのような光沢のあるぴったりした服を着ていて、草の上に居る。
寝転がって手を左右に伸ばすと右側から、指の間に他の人の指が入ってくる。
そののち、伸ばしてた左手にも、他の人が指を組むようにして手をつないできた。
何人かで、木陰で寝そべり、手をつないで上を見上げているらしい。
穏やかな気分だった。
名前を聞くと、レディスという。
何年、と訊くと、2363年だという。


あれっ、未来じゃないの?と思うと、場面が変わった。
やはり裸足だが、白っぽい室内に居る。
右手を口に当てて立っている。
足元を見ると、人が、砕かれて転がっている。
当たりは血の海だ。
「これは、まずい」と思う。
近くに男性がいる。
「もう、どうしたらいいのか」と言い、涙がにじんでいる。
彼を励ますように強く抱きしめ、キスをした。
「とにかく、自治職の人に報告して、私は上司に伝えます。この部屋は封鎖するので、ガードナーを呼んで」
といった。
建物に、鍵というものが基本にないのかもしれなかった。
とんでもないことが起こったことは分かった。
さっき一緒にいた男性が、第一発見者のようだ。
彼は手首を扉の傍の四角い枠にかざしてから、出て行った。
こんな大きなことを経験したら、とんでもないほど回復までエネルギーが必要だ。
こういったことが、トラウマというものになるの?と思い、心がざわざわとした。
死んでいる人は、男性のようだった。
もう、ここにはいないわね、と思った。魂とかのことだろうか。
さみしいけれど、一番の問題は加害者が、安全でいるかどうかということだ。
殺人など、もうずいぶん起こったことのない社会らしかった。
罪を犯した人を厳罰に処すのとは違う何かの対処方があるらしい。
罪というものについての考え方も、今の私とは違うものだった。
とにかく、加害者がショックで自殺などしたら大変だ、という思いがあった。
加害者の身の確保が第一だ。
それにしても、物凄い光景だ。
額に物凄く力が入り、立っていられなくなり、しゃがみこんだ。


友人とカフェのようなところで話している。
「そりゃ、私はいくらでも協力するわよ。でも、こういったことはすぐに解決しないものでしょう」
私は、うんうん、と頷く。
「こうして、友人が大変な経験をする、というのを経験するのも私にとっても意味があるのだし、
でも、なによりはプロに相談することよ」
と言われた。
前世とか転生とかの概念がある世界のようだった。
友人の名前は、コースというらしい。
もさもさの天パの長い黒髪で、グラマーな印象だった。
殺人があった部屋は、物理的にも、○○的にも(聞こえない。霊的とか?)封鎖されて浄化中らしい。
第一発見者の男性はレイト(礼人?)といい、彼の系統(信仰?)に合わせたものから部屋の対応が始まったと話している。
「かなり派手に、色んなものが歪んだらしいわよ」とコースが言う。
「今、全部を解決しなくてもいいんじゃないの?あと何回くらい生きる予定だっけ」と言われて
「あと千回以上ある」と言って腕に顔をうずめた。
コースは、突っ伏する私を眺めながら言った。
「じゃあ、まだ先のあんたが、どうにかしてくれるわよ。それに、あなたもそれだけ今若いんだから、
大変な経験があっても、きっと大丈夫ということじゃないの。何もかも大丈夫なのよ」
それはそうだって、頭では分かっているけれど。


内側が仄暗い、楕円形のカプセルのような物の中に入っている。
検査を受けているのか、治療中なのかもしれない。
「派手に壊れているね、こんな状態は初めて見たよ」とカプセルの外から聞こえる。
そりゃそうだろう、と思う。しかし何の話だか。レディスは分かっているようだった。
内臓が痛むような感じや、めまいのようなものがする。
医者のような職業の人と対峙しているらしく、話をしている。
「そりゃ、内臓だって悪くなる。集中的に治療して、早くても2,3か月。
早く対処したから、この記憶によってもつれが出ることはないけれど。
あえて、こういった強烈な経験は一度忘れてしまって、しばらくしてから対応した方がいいかもしれないね。
ただ、どんなに治療しても、記憶はずっと持ち続けるよ」
と言われた。
うーむ、精神科か心療内科みたいなところか?
たしかに、記憶はなくならないだろう。
これを、何のために経験したのか、今生の内に分かるのか、と思っている。


SFって言うかスピ系だなぁ・・・。
歪むとか言っているのは場の話?
精神科じゃなくてヒーラーの世話になっているのかもしれないなぁ。
しかし、2363年とかって・・・ま、いっか、何でも・・・。
白昼夢であっても、前世であっても、どっちでもいいっす。
どっちにしろ、私の頭の中にあるストーリーだからな。
それにしても・・・もし前世だったとして、
トラウマ、残さないで解消しておいてくださいよ!!ww
そっちの方が設備と環境は整ってそうなんだしさぁ。